朝倉彫塑館
日暮里から谷中銀座方面に歩いて5分。谷中の昭和の香りが残る住宅街に朝倉彫塑館はある。
谷中の古式ゆかしき街並みの中でも、またシンボリックな佇まいの建物だ。
谷中らしい通りから、ちょっと奥まった門構えの中に、コンクリート建ての屋根に彫像が鎮座している建物だ。
日本家屋ではない、モダーンなお姿。
撮影禁止なので、屋上庭園からの眺めだけちょこっと。
私が観た中の、江戸東京建物園 分園 小金井公園内の「前川國男邸」も、昭和初期のモダーンな建物で、度肝を抜かれたのですが、これは建築家と芸術家の違いでしょうかね。
朝倉彫塑館の朝倉家母屋がこれまで観た中の私の一番です!
共通して言える事は、自然もまた建物の一部として存在している事。同じように円がここぞという時に存在感を放っている事。
偉そうな物言いですが、そうなんです。
彫塑ももちろん逸品ですが、
この彫塑館そのものを、おススメしたい!
この日は、
秋晴れで紅葉🍁が始まる頃の
庭園。
圧巻なのは、その彫塑学校のための建物とそれに続く住居だ。
彫刻のための、天井の高いアトリエ。
四方に囲まれた窓には、
時間と共に変化し、
観る角度から景色を変え、
さらに風や光で風景が変わる窓辺。
何時間でも座って居られます。
昼寝でもしたい、
心地よい空間です。
研ぎ澄まされた各部屋ですが、居心地がいい!
畳敷きに寝転びたい!
そうそうここは人のお家ですので、靴下を履いて、靴を脱いで、
裸足はダメです。
訪問前に気がついて、
通り道のセブンイレブンで靴下買いました🧦
展示を見て回るとまたわかるのだが、母屋は純日本家屋で、コンクリの彫塑館と、この2つがスムーズにに動線をつなぎ、また素晴らしいとしか言えない庭園を囲んで、存在している。
朝倉氏の目利きにあった調度品や小物が並ぶ。
一流人は一流のものを好む。
一流の眼を持っているものだ。
彫塑の事はよくわからないけど、
数々の彫像に触りたい衝動を抑えながら観る事となる。
中でも猫の彫塑は、
撫でて愛でたいほど、愛らしくまた撫でていたいものだが、学芸員さんが睨みをきかせてるから、断念しなければならない。
美術館や博物館は、一人でゆっくり見学するのがいいと思っていましたが、ここは是非誰かともう一度訪れたい場所でした。
クーラーや空調がないので、
秋風が吹く今頃か、暖かくなり始める春先がいいかも。
庭の鯉は、すざましく肥えていました。
帰宅途中、外国人に声をかけて
秋葉原経由で帰ったのですが、
ストレス社会か足を踏んだとか、
踏まれたとか、
係員さんに食ってかかる
普通の女性がいた。
忙しい街だなぁ。
都会の喧騒を離れるには、
美術館がよいですなぁ。
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